英語通訳というお仕事

こんばんは。ギリギリの記事アップになってしまいました。

引越しのその後ですが、本日契約日から4日経って、無事部屋の修理が全箇所完了して、無事鍵の受け取りに成功しました。(涙)そして、残された1週間で、引越し荷物の整理をしなくてはなりません。その他、息子のお友達数名のクラスメートのメッセージアルバム集の取りまとめ、その他もろもろ、1分1秒と無駄にできない状況になりつつありますが、ブログはそれでも一日一記事をまずは100記事までは継続しようと思います。少し遅れてしまったとしても、継続したいです。

通訳者の通訳する様子をみなさんは生で見かけたことはありますか?英語を勉強する人にとっては、憧れの存在でありませんか?今日は、少し通訳者のお仕事の様子について書いてみます。

職場での同時通訳の様子

さて、私は前職で、毎月50名以上の支店長、本社のマネージャー、役員、社長が全国各地から集う月次会議の取りまとめをしていました。社長はイギリス人、フランス人と変わっていきましたが、会議では、プロの通訳者さんに毎回3名お越しいただき、通訳が必要な人35名前後がインターコムをつけて、同時通訳をしてもらっていました。

日本人の支店長のほとんどは、「英語⇨日本語」の同時通訳を受けて、本社のマネージャーは英語ができるので、通訳は不要の人もいましたが、日本語がわからない社長やその他フランス人は「日本語⇨英語」の同時通訳をインカムを介して受けていました。

通訳の種類

通訳には、「逐次」「ウィスパリング」「同時」などの形態があります。内容ごとに、かなり料金も変わるのですが、当時の会議は全国から支店長クラスを集めるため、かなり集中的に、限られた時間内で会議を進行したいので、「同時通訳」でお願いしていました。

  • 逐次通訳:話し手がある程度のまとまりで区切って話し、それを追って通訳することを繰り返す形式。同時の2倍時間がかかる。
  • ウィスパリング通訳:聞き手が1〜2名の際の同時通訳。耳元で、小声で通訳。
  • 同時通訳:通訳者がイヤホンを通し声を聴きながら通訳。発言内容とほぼ同時に通訳内容が伝わる形式。

同時通訳は、神業です

例えば、日英の同時通訳をする際には、会議で日本語を話す人の言葉をイヤホンで聞きながら、同時に英語に訳してインカムで外国人役員に伝えながらも、同時に、次に話されている日本語を耳で聞き訳します。

母語の日本語でも、かなり難しいです。例えば、テレビに日本語で流れているニュースの内容を聞きながらずっとシャドーイングして日本語で発することもとても難しいのに、それを通訳を加えるのですから、神業です。そして、自分の声にかき消されないようにしながら、耳で次の内容を聞かないとならないんです。一度トライしてみてください。人間にこんなことができる人がいるの?と思うくらい難しいのですが、いらっしゃるんですよね。

同時通訳の集中量は15分

ですから、同時通訳をする際には、15分ごとに、2〜3人で交代して行います。そして、何か難しい単語が出てきたら、その隣の通訳者が意味を調べたりして、メモをさっと差し伸べて、助け合いながらチームで通訳するんです。

通訳者には、事前資料を

集中力以外にも、かなりの高レベルの理解力がないと、通訳は務まらない、まさに神業です。日英通訳であれば、日本語で話されている内容を全て理解できる能力が必要です。難しいビジネスの話になると、いろんな難しい単語や、その業界特有の、もしくは、その会社特有の組織名や商品名なども飛び交います。

そのため、パワポなどを使用して発表する際には、事前に会議資料のデータを通訳者に前日までに送信することが多いです。また、組織名や商品名、社内特有な表現は、事前に説明する必要もあります。

余談ですが、以前同時通訳を社内会議でしたことがありますが、「これ、にわとりとたまごだよね。」「これじゃあ、蕎麦屋の出前だよ。」というおじさんがいました。一番英語が苦手な人でした。通訳難しくないですか?皆さん、こんなこと言われてすぐ英語出てきますか?私は、厳しかったです。

このおじさんの通訳だけは、できれば免れたいと毎回思っていました。

そして、もう一人通訳しずらい人、それは、結論を先に言わないで、永遠と長い長い長い一文で状況説明から入る人。(笑)  より正確な通訳をしてもらいたいのであれば、結論から、短い文で主語をはっきり話してくださるとたすかるんですよね〜。

そんな、英語の天才、通訳者になりたいかたは、

もし、TOEIC900点以上をお持ちで、通訳者を本気で目指されているのでしたら、サイマルアカデミーをおすすめします。業界トップの大手で、通訳者のレベルは格段に高いです。実際、こちらのプロの通訳者の方に何度もお会いしましたが、まず、通訳される際の、表現がまあ分かりやすくて、なめらかで、話し手の感情をそのままお伝えになり、ハッとさせられました。

ここのスクールのビジネス通訳という、通訳の初歩中の初歩のクラスに3〜4ヶ月通いましたが、通訳の勉強をすると、英語力がいっきに上がり、楽しかったです。モチベーションの高い生徒さんが集まり、それもとっても効果がありました。このクラスは、通訳者を目指すわけではなく、社内会議の通訳レベルをできるようになるという講座でした。

特に英語を英語で理解する帰国子女の方には、通訳は難しいとされます。是非だからこそ挑戦してみて頂きたいです。そして、日本語力もそこそこ試されるので、日本語力もつくかもしれません。

通訳学校で学んだこと。言葉を訳すな、意味を訳しなさい

通訳学校で教えてもらったこと

「言葉を訳すのではなくて、
話し手の意味や意図を捉えて、
それを訳しなさい。」

どうもありがとうございました

今日もどうもありがとうございます。明日も素敵な一日になりますように。良い週末をお過ごし下さい。

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