英語の品格〜Polite English〜

おはようございます。皆様は、爽やかな朝をお迎えでしょうか。

「英語の品格」とってもオススメの一冊です

こんな方々にとってもオススメだと思います。

  • 英語の勉強をされている方
  • お仕事で英語を使われている方
  • 世界で活躍されている方

丁寧な英語の話し方、英語ははっきりストレートに話すべきと勘違いしている日本人が多いこと、日本人がこう伝えてると思っていることが実はネイティブにはとっても失礼な言い方にとらえかねないこと、などを掲載されている本です。例文がたくさん載っていてとても勉強になります。

海外にいてもすぐにkindleワンクリックで読めます!!

大野先生の著書「英語の品格」を先日早速、Kindleでポチ購入。気になったらすぐ読む。Kindle大好きな私ですが、これ、駐妻の奥様だけでなく、英語を使ってお仕事をされている方にも、是非拝読頂きたいビジネスパーソンとして知っていなくては、損!な言い回しの特集の嵐でした。たくさんの部下の上で、日々指示を飛ばされている方なら、知っていなくてはならない、ハラスメントにならないためにも、是非知っておいて頂きたい表現の宝庫です。

間接的で婉曲的な表現

日本では、「英語はストレートな言語である」と思い込んでいる人が多いようです。しかし、必ずしもそうではありません。社会的地位が高い人や能力のある人ほど間接的で婉曲的な表現を使います。

英語の品格(インターナショナル新書)(集英社インターナショナル)より
⭕️I'm afraid that we may not accept your request at this moment.
恐縮ですが、今現在のところあなたの要求に応じることができかねます。

上記はとっても婉曲的で、プロフェショナルな表現ですが、下記だと冷たい感じがして、まるで要求に応じようと試みてもいないように、勘違いされてしまうかもです。
We can't accept your request.

言葉の使い方が原因で訴訟になった例も

言葉の使い方が原因で、アメリカ人の部下が日本人上司の言っている意味を誤解して、ハラスメントを受けたと思い込んで訴訟を起こしたという例もあります。

英語の品格(インターナショナル新書)(集英社インターナショナル)より

間違いを問いただす時、WhyではなくHowで

Youを主語にして批判をすると個人攻撃になりかねないです。
例えば、You made a mistake. あなたは間違いを犯しました。

逆にWhyを使って理由を聞くと非難がましく聞こえてしまいます。
例えば、Why did it happen?  なぜそんなことが起こったんですか? 

Howを使うと客観的に確認することができます。
⭕️How did it happen? それはどうやって起きたのですか?

「頑張ってください」 「よろしくお願いします」
言い方ひとつで違うニュアンスになってしまう

I expect your hard work. と言うと、「努力してよ!」というようなきついニュアンスになります。もしこのような表現をアメリカ人の部下に使ったら、反発を招きかねません。

英語の品格(インターナショナル新書)(集英社インターナショナル)より
例えば、バースデーケーキのデコレーションをお願いして、「よろしくお願いします。」とケーキ屋さんに伝えたい時。

Thank you very much in advance for preparing a beautiful cake for my daughter's birthday party. 娘のために、美しいケーキをご用意下さってどうもありがとうございます。よろしくお願いします。

会話でも、メールでも「Thank you in advance for….」は、ビジネス現場では必ずと言っていいほど毎日使います。とても感じがよく、相手の努力に対してのお礼の意も伝えられる素敵な表現です。

⭕️I'm looking forward to your hard work. 是非頑張ってください。楽しみにしていますよ。(期待していますよ)といったニュアンスです。

I expect your hard work. 「もっと努力しなさい」と受け取られかねません

同時にあらかじめ感謝とよろしくお願いしますを伝えるフォーマルな方法がこちらです。

⭕️It would be greatly appreciated if you could make it on time.予定通り間に合うようにしてくださると、大変助かります。よろしくお願いします。

I hope you make it on time. 時間に間に合わせてね。(お友達に話すニュアンスです。)

「働く」という概念の違い

日本だとお買い物をして、レジでお会計をしてもらったとき、レジのお姉さんは、「どうもありがとうございました」と消費者に対して言いますが、アメリカやフィリピンでは違います。お客さんが「ありがとう」とレジのお姉さんに言います。

自分の欲しいものを手にいれたい私を「手助け」しているのが、レジのお姉さん。私が商品を買えるように助けてくれていて、「働いてくれている」という考えです。海外だと、レストランで一生懸命働いてくれたら、チップを渡します。それは、自分たちが楽しく気持ち良くお食事をするのを助けてくれたスタッフの方にお礼の気持ちとして渡します。

(余談ですが、私ごとですが)今現在、引越し先の部屋の鍵を引き渡すと約束していた火曜日から4日たっても、まだ修理をしているコントラクターの皆様方、どんなに遅れようとも絶対謝りません。僕たちは、「マアムのために一生懸命さらに良い部屋にしてるからね!楽しみにしていてね!」というマインドで、会うたびにニコニコおしゃべりしてくれます。洗濯機もエアコン2機もウォーターディスペンサーも、最後には、換気扇も全とっかえしてくれているので、時間はかかれどとっても親切な方々です。

私も、予定がくるう...。どうしよう...。という意識はあるものの、"Thank you! I appreciate for your support!!"とフィリピンあるあるを受け入れるようと笑顔で感謝を伝えます。そうです、私たちが新居で気持ち良い生活をスタートできるため、毎日汗を流して頑張ってくださってるのですから。

感謝の伝え方、なるべく丁寧に。

Thank you very much for all your support.
I'm very much appreciated for all your hard work.
I'm grateful for all your assistance.

どんなに時間がかかろうと、最後は、こんな表現で感謝を伝えられたらと思っています。本日鍵の受け渡し。まだ換気扇の取り付けが終わっていませんが、間に合いますように…。ちなみに、「修理終わるまで鍵をもらわない」という方法がマニラでは一番いいような気がします。

ありがとうございます。

本日も最後まで読んでくださいましてありがとうございます。素敵な一日にまりますように。

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英語講師:みゆき

私はイギリスに幼少期、アメリカには小学5年生から4年間住んでいた帰国子女です。大学では、英語教授法を学びました。外資系で13年勤務し通訳学校に通いながら、社長や役員の英語通訳を任されました。その後、主人の海外転勤に家族で帯同して5年間フィリピンのマニラで過ごしました。息子2人の育児に追われながらも、大好きな英語で少しでも生徒さんの英語力UPに貢献したく、毎日学びを続けています。現在は、オンラインで帰国子女(小学生〜大学生)、駐在妻の生徒さん中心に、完全プライベートオーダーメイドレッスンを指導しています。現在平日の日中の枠に若干空きがあります。

資格:英語教員免許、TOEIC970、SIMULビジネス通訳修了

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